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コーヒーと紅茶と…

 以前に「コーヒー派か紅茶派か」ということは、しばしば話題になることだ。
 私は基本的にどちらも好きだから、単純に一方に属するとはいえない(もちろん、日本茶も好きだ)。だが「無くて困るのはどちらか」と言われれば、コーヒーのほうだ。
 起き抜けのコーヒーというのは、生活上欠かせない。私の朝型生活を支える上では是非とも必要だ。
これがないと目が覚めず、その後の一日の活動にも多少なりとも支障をきたす。旅行や出張などで早朝にコーヒーを飲めなかったりすると、それだけで苦労することも多々だ(緑茶にせよ紅茶にせよ、カフェイン系の飲み物を多少なりとも摂れれば、いくらかましになるが)。
 ただその一方で、私にとってはコーヒーは基本的に「午前中の飲み物」。せいぜい、昼食後までに飲むものだ。
 特に夕方過ぎ(午後3時以降)のコーヒーは禁物。必ずとは限らないが、飲むとそれだけで夜眠れなくなることもしばしばだ。飲んで後悔した経験も何度かあり、今はまず飲まないことにしている。人から出されても遠慮するぐらいだ。
 ちなみに紅茶や緑茶なら何ともない。だからカフェイン含有量の問題ではないのだろうが、経験的にはこうなっているのだから、仕方がない。こちらは時間帯を問わず飲めるのが、私にとってのメリットだったりする。

 ちなみに私はコーヒーにはミルク(あるいはクリーム、パウダー)のみを入れる。この飲み方は、ことによると少数派らしい。基本的には「ブラック」か「ミルク・砂糖入り」に大別され、その次は「砂糖だけを入れる」飲み方という順らしい。
 かつてある友人の家を訪れたとき、コーヒーを出してくれたので、ミルクもつけてくれるよう頼んだが、砂糖はあるが、そんなものは置いてないと言われた。彼は砂糖のみで飲む人で、しかも牛乳を常備する習慣もないそうだから、私としてはほんとうに困ったことがある。「ミルクのみを入れて飲む」という発想がなかったらしい。別の知人からも、「ミルクのみを入れて飲む」という飲み方を珍しがられたことがある。
 「かな入力」ほどではないだろうが(笑)、そんなに少数派なのだろうか。

 私としては、事実上、この飲み方に限るのだが。
 子どもの頃は、当然、ミルクも砂糖も入れて飲んでいた。高校生の頃まではそうだ。だが大学に入って一人暮らしを始めてから、「自分の食生活を自己責任で管理する必要」のため、コーヒーに砂糖を入れるのをやめた。この時点で確立した、「砂糖と動物性蛋白はほっといても入ってくるから、むしろ摂る機会をセーブする」というポリシーに基づいてのことだ(前に日記にレシピを書いた「砂糖不使用のかぼちゃ料理」も、これによる)。それ以来、砂糖抜きで飲むのにすっかり慣れ、今では砂糖入りのコーヒーは、甘ったるくて飲む気にはならない。

 ではブラックで飲めばいいではないかと言われそうだが、これは実は今も駄目だ。
 実は、ひとつのトラウマがある。今も覚えている。
 あれは中学1年生の夏の終業式の日。私は夜遅くまで起きて、夏休みの多くの宿題を早々と片付けようと頑張った。夜更かしのために、私は眠くなればブラックコーヒーを飲む、ということを繰り返した。大きな缶入りのブラックコーヒーを一晩で空け、貫徹し、そして大量の宿題を撃滅した…まではいいのだが、明朝5時頃になって、さすがに眠くもなったので、少し横になって仮眠をとった。
 だが、2、3時間寝て目が覚めた後の恐ろしい気持ち悪さを、今も忘れることはできない。その後ほぼ一日苦しんだ。
 たとえていうなら、「胃液が(ブラック)コーヒーになった」とでもいう感じ。
 このせいで、私はブラックコーヒーはほとんど飲めなくなったのだった。今も少なくとも、「おいしく」飲めなくなっている。
 少年時代のあの時にあんな無理さえしなければ、もっとコーヒーを味わう幅が広がっていたかもしれないのにと思うと、いくらか後悔も残る。
 というわけで、「ミルク入り、砂糖抜き」が私の飲み方なのだ。
 このブログをお読みの皆様は、どうなのだろうか。

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